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ツナサンド定食

読んだ本や映画のレビュー、近況報告、告知なんかで使おうかなあというブログ

【微ネタバレ?】ビジュアルノベル「未来探偵ソラとピヨちゃん」を読了しました

5月に東京へ行ってたのですが、その時にコミティア104にも参加。
サークル参加するだけでなく、同人ゲームや小説同人誌なども色々見ていました。

 

色々と同人ゲームやらビジュアルノベルやらを漁ってというか興味あったものは買っていたのですが、その中の一つを最近ようやく読了しました。

 

それがこちら「未来探偵ソラとピヨちゃん」

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フワフワソさん(https://twitter.com/fuwafuwa8 )による作品で、シナリオ・音楽・グラ・スクリプトすべてお一人で作成されていたそう。

http://fuwafuwaso.main.jp

 

ゲーム制作においては、グラフィックなら絵を描く人、シナリオなら物書き、実装はプログラマ……といったように分業されるのが一般的ですが、たまーに一人でなんでもこなせる人っています。

僕の所属しているゲーム制作者コミュニティKawazでも何人かいますが、そういう方って独自の世界観を持っている人が多いのかなという印象があります。いや根拠はないですがw

この「未来探偵ソラとピヨちゃん」はまさに独自の世界観を出すことに成功している印象で、こんな風に雰囲気をだすのは複数人開発では難しそうだなぁとも思いました。

(もちろん、一人で開発することにも複数人で開発することにもメリットデメリットの両方がありますが)

 

 

ストーリー・世界観

このビジュアルノベルでは、公式サイトで喧伝文句に使われているように「ゆるふわサイバーパンク」な世界観が表現されています。

街頭広告がホログラムで空中に浮かんでいたり、丸っこい車の形状など、全体的に近未来的な味付けがされています。

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なるほどサイバーパンクっぽい。

 

サイバーパンク」というと、どうしても攻殻機動隊などのイメージから、機械類がぎちぎちにつめ込まれたハードな世界・ハードな作品をイメージしてしまいがち。
しかし「未来探偵ソラとピヨちゃん」では、グラフィックのタッチはもちろん、都会へ出てくる田舎娘(主人公)や、ピヨちゃんのような変な機械、ハッキングの方法など、「ゆるふわサイバーパンク」というネーミングにふさわしい印象付けがなされています。

サイバーパンク」はハードな作品がどうしても多くなってしまうために好きな人は好き・全く観ない人は全く観ないという感じになってしまいますが、「未来探偵ソラとピヨちゃん」は普段サイバーパンクを観ない人も楽しめる作風となっています。

 

シナリオに関しても、今作が「第一回このライトノベルがすごい! 大賞」の三時選考まで行った作品とのことで安心して読んでいたんですが、やはりきちんと構成が組まれていて、次を楽しみにできます。

例えば第一話でソラちゃんの持ち物が全部紛失するところや、その真相が明らかになる部分、その伏線回収も見事でした。

また、第二話で主人公の目的が失敗するところや、ヤクの売人に追い詰められるところの盛り上げ方・盛り下げ方は見習うべきところも多いです。

盛り上げるところを盛り上げ、逆に盛り下げるべきところは盛り下げ、伏線を回収し、次回へ期待をもたせるものになっているのではないでしょうか。詳しくはネタバレになってしまいますが。

 

グラフィック

グワーッと書き込んで「美しい!」と思わせるというよりは、ノートの片隅に書いたマンガみたいにデフォルメされてるけど、でも決して雑というわけではないグラフィックという印象を受けました。
必要最低限の線で、可愛らしく、親しみやすいキャラクターを表現することに成功できているのではないかなと思います。

 

ゲームについて

今回僕が読んだのは第1作「エピソード01+02」のパッケージですが、パッチを当てることで第3話、ボーナスシナリオとして第7話を読むこともできます。

 

また、4話~6話を収録した第2作「エピソード・ホーンテッド」がイベント等で頒布されていたり、8月12日のコミックマーケットではシーズン1の完結編となる 「未来探偵ソラとピヨちゃん エピソード・エッセンシャル」が頒布されるようです。

第1作・第2作は委託販売されている模様。
http://fuwafuwaso.main.jp/release.html

 

話の内容やグラフィックがビジュアルノベルとして独自の世界観を演出し、なおかつ話も面白いので結構オススメかもです。