はじめに
『SANDWICH KITCHEN』というゲームを作るための個人サークルを運営しているが、その公式サイトも自分で作っていた。
アプリ側は勉強も兼ねてNext.jsで作っているのだが、インフラはGithub Pagesに置いている。
お手軽だし、GithubPagesのユーザサイトはGithubアカウントごとに一つしか作れないのだけど、個人サークルだから「tunacookという個人=サークル」で良いだろうということでそのようにしていた。
インディゲーム制作のゲーム以外の部分について調べるにあたり『インディゲームサバイバルガイド』という本をかなり参考にさせてもらっていたわけだが、その中に「メールアドレスを用意しよう」という話題がある。
自分のドメインとそのメールアドレスを用意しておけば連絡がしやすいぞということだが、それを実現するにあたり独自ドメインのメールアドレスを取得・運用しているので、それについてメモっていく。
なお、ドメインの取得にはさくらのドメイン、メール運用はさくらのメールボックスを利用している。
ドメイン取得
この辺は説明不要であろう。 いろいろなドメインプロバイダがあるが、GoogleDomains等を経て結局なんだかんだでさくらのドメインに落ち着いた。
お名前なんとかを使っていた時代もあったが、evilすぎてもう使う気には到底なれない。
Github Pagesでのカスタムドメイン設定
この辺も公式ドキュメントに記載されているし、設定項目も少ないので割愛する。
基本的にドキュメントどおりにAレコードやAAAAレコードを設定すれば良い。
今回の場合はApexドメインを設定した。
DNSが適用されているかどうかはここで確認する dnschecker.org
ドメインのゾーン情報を編集する
エントリ名ごとに情報を設定していく
カスタムドメイン検証をする
だいたいこの通りに設定する
サイト所有権登録
エントリ名:@
NSレコードにはすでに権威DNSサーバーのアドレスが存在すると思うため省略。
レコード名 | 値 | 例 |
---|---|---|
A | GithubPagesのAレコード | |
AAAA | GithubPagesのAAAAレコード | |
MX | さくらインターネットから付与されたデフォルトドメインを使ったMXレコード カスタムドメインを使ったMXレコード |
example.com であれば、前者が 10 example.sakura.ne.jp. 後者が 10 example.com という文字列 |
TXT | ドメインの所有権を TXT レコードで証明する - Google Workspace 管理者 ヘルプ で設定する値 |
DKIM/DMARC認証のエントリ
エントリ名:www
レコード名 | 値 |
---|---|
CNAME | <ユーザ名>.github.io. |
エントリ名:mail
レコード名 | 値 |
---|---|
CNAME | @ |
エントリ名:ftp
レコード名 | 値 |
---|---|
CNAME | @ |
エントリ名:_github-pages-challenge-hogehoge
ここを設定する
メール疎通確認
このようなパターンで送ってみて、ちゃんと受け取ることができれば成功
- さくらのメールボックスを使っているメールから自分宛にメールを送る
- また、さくらのメールボックスではないメールプロバイダ(gmailなど)からも送ってみる
- gmailなどに送ってみて、DKIMの認証に成功していることを確認する